§  摘み細工 櫛と簪   §

摘み細工を施した櫛と簪です。摘み細工は江戸中期頃に作り始められたと言われています。
平絹や錦紗ちりめんの小さな正方形の布をピンセットを使ってさまざまに折り摘んで作ります。
摘み方は、三角摘み 角摘み 丸摘みと、その応用です。
(昭和三年刊 現代婦人手藝全集4 表情人形と摘細工篇 三瀬商店出版部 発行より)
ここに紹介する作品は明治 大正 昭和初期のものと思われますが、この時代の手仕事の美しさ、
細やかさに驚かされます。   解説・村上清子

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〓〓〓 田中 田 Web写真集 No Title 村上コレク
ション-櫛と簪をご覧ください。
村上コレクション-1
村上コレクション-2 も併せてご覧下さい
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村上清子さんについて
村上コレクションの一部をご紹介します。  村上さんは、ご自身の優れた美的 センスの上に、古美術の研究者
として初めは身近なところからコレクションが始まりました。
一つ一つの作品 について時代背景や作風など、このブログの中ではとても表しきれない程、興味深い知識や
お話を沢山お持ちです。
ここに長年のコレクションの一部をご紹介させて頂くのですが、同好の方々との交流が広まり、さらに日本の
古美術や文化の再発見に繋がっていけば望外の喜びであります。
今後、順を追ってこのブログにも発表されますので、ご期待の上お楽しみください。   田中 田

12 件のコメント “摘み細工 櫛と簪(くし・かんざし) 〔 村上コレクション-6 〕”
  1. yonyon のコメント:

    村上さんのコレクションを拝見していますと、目立たぬところにするお洒落こそが本当のお洒落のような気がしてきます。
    日本人って古来からそういう包み込むというか秘めるという人種なんですね。
    そして奥深いところに心を寄せるとうことを忘れてはいけないのですね。
    コレクションの一つ一つが、村上さんの手の中で芽吹き、田中田さんの写真で輝きを増したという気がします。
    お会いしてコレクションを拝見したステキな時間を思い出して、
    私も少しそういう部分を身につけなくては・・・と、ちょっぴり反省いたしました。
    また、お会いできるのを楽しみにしております。

  2. 田中 田 のコメント:

    yonyon さん

    コメントをありがとうございます。

    村上さんのコレクターとしての情熱に後押しされて、撮影は現在も続いております。

    しかし、レンズを通して見るものはそれはそれは新鮮でセンスに溢れ昔の職人技にひたすら感動を覚えなが

    らシャッターを押しています。それらは古い文化を感じつつ、今も新鮮さを保っている普遍的な「美」

    そのものです。確かに別の世界がそこにあります。

    こういうものを撮るプロではないので心苦しいのですが、20~30cm角位のスタジオを作り村上さんと共に

    色々アイディアを出しながら楽しく撮影しております。少しずつですがまた見てくだされば嬉しいです。

    ありがとうございました。

    田中 田

  3. 村上 清子 のコメント:

    yonyonさま

    お久しぶりで御座います。
    早速にコメントを頂戴し誠に有難う御座います。
    小さな古い物の中に息づいている昔の人たちの思いについて
    味わい深い言葉で綴って頂き、とても嬉しいです。
    田 さんの見事なカメラ アイを受けて小さいものたちが眩しい
    眩しいと言っているように私には思えます。こんな機会を与えて
    もらわなければ引き出しの中に仕舞われているのですから。
    御縁を有難いと感謝しております。
    我が家の食卓の上の小さなスタジオが夢舞台になっているのです。
    田 さんが言って下さっているように撮影して頂く時間がとても
    楽しく、あらためて眺め直したり、新しい発見があったり、もっと
    良い物だと思っていた物が拡大して見て見るとたいした事なかったりと
    いい年して心はずんでおります。
    古い物の世界も品薄で新たに手に出来る機会は少なくなってしまいました。
    限りある物ゆえ仕方の無い事です。

    又いつかどこかでお目にかかれる日がありますように。
    有難う御座いました。

  4. 村上 清子 のコメント:

    田中 田 さま

    早速にコメント有難う御座います。
    素敵なブログを作って頂き心から感謝致しおります。
    小さな物たちが眠りから覚めてライトを受けて戸惑ってます。
    田 さんの確かな 新鮮なそして優しい視線を通して昔の職人さんたちの
    技を今に伝えて頂ける事はとても嬉しく有難いと改めて思っています。
    ささやかな物たちですが、お写真は記録画像として私の新たな宝物です。
    田 さんほんとうに有難う御座います。

  5. nontan のコメント:

    櫛、笄、簪。きれいな品にうっとりと見入って生活するって、珠玉の時ですね。それには、眼力がなくては、その境涯を楽しむこともできないし、極楽を味わう力量がない人は、塀の外です。悲しい・・・・・
    つまみ手芸を少しかじったことがありますが、細くとんがった特殊なピンセットの先を使って、丸つまみ、とか角つまみとか習いました。色紙や短冊に季節の花をかたどって置いたり、ブローチを作ったり。羽二重の布はどれも小さいので鼻息が荒いと吹き飛ぶし、指先が震えてもいけないし、目が悪くなるとできません。細かい細工は好きでしたが、お稽古事としては忙しくなって続きませんでした。

    美しい品ばかり、どんな娘さんの髪を飾ったのでしょう。江戸時代には度重なる奢侈禁止令が出されて、それでも人目を謀って、より細かく、より微細な品を拵えたのでしょう。凄い技です。

    櫛の背に流れる波のように摘んだ1つ1つが角度を揃えて並べて置かれているみごとさに目を見張りました。小さい美しい品々に乾杯!!

  6. 村上 清子 のコメント:

    nontan さま

     とても美しい文章のコメント有難う御座います、嬉しいです。

    優しい目線そして歴史にも詳しいnontan さまならではのコメントです。

    摘み細工も経験なさったのですね、臨場感に溢れています。女性の手仕事、

    稽古事として、いろいろありますが、摘み細工はポピュラーな稽古事では

    なかったのではないでしょうか。私は馴染みがありませんでした。

    壊れやすいものなので、美しい状態の物に出会うのは難しかったです。

    長い間かかってやっと、これだけと言う感じです。手仕事の美しさに今更ながら

    うっとりしてしまう私です。

    有難う御座いました。

  7. 田中 田 のコメント:

    nontan 様

    見ていただいてありがとう御座います。

    nontan さんは自らお創りになっていたのですね!僕は村上さんのコレクションを通して、

    男性には普段見過ごしてしまうものや、なかなか目が行かないものまで、解説も聞かせて

    いただきながら撮影をいたしました。技の凄さは理解できるつもりでしたが、どうして

    こんなデザインを思いつくことが出来たのか?何故これを創ろうと発想されたのか?

    そう言った技以前のことまで思いをめぐらせますと、やはり驚嘆の世界でありました。

    しばらくこの驚きは続きそうです・・・

    ありがとう御座いました。

    田中 田

  8. 村上 清子 のコメント:

    田中 田 さま

    伊根の舟屋のお写真、美しいですね、とても懐かしいです。
    舟屋の景観を変わらず現状維持されている努力を感じます。

    子どもたちが小さかった頃、夏休みの出かけた事を思い出します。
    二階の床の下でぴちゃぴちゃ水の音がしていました。
    美味しいお魚も頂きました。舟屋のある岬をもう少し進んだところで
    海水浴を楽しみました。
    ほんとに懐かしい限りです。

  9. Toshi のコメント:

    田中田さんの力でより魅力的な小さな群像に描かれました。この熱情に動かされます。広く見ていただき、あわせて日本特に京都の職人の技、使いこなした人々の世界を逍遥したいただきたいと思います。この混沌たる世界の先に見える希望を伝統芸術の中から見出す人もあるでしょう。昔はよかったというだけではなしに 田さんの真摯な努力、素晴らしい技に感動いたしました。私の心もいやします。

  10. 田中 田 のコメント:

    Toshi さん

    お心のこもったコメントをありがとう御座います。

    ほんとにこうした文化芸術は、人間世界の政治や経済の世界とは次元の違った正に「人間」の部分での

    心の膨らみ・心のゆとり・心の成長をもたらせてくれるような気が致します。

    撮影していてそんな風に気づきを与えられました。

    ありがとう御座いました。

    田中 田

  11. 村上 清子 のコメント:

    Toshi さま

    格調高いコメント有難う御座います。

    時を超えて伝わってまいります日本人の美意識に心うたれます。

    職人さんたちの技。それを支えた人たち。古き良き時代だったのだと

    痛感いたします。

    田 さんが見事にお写真で伝えてくださっている事に改めて感謝の

    気持ちでいっぱいです。有難う御座います。

  12. 村上 清子 のコメント:

    田 さま

    お帰りなさい。早速、素敵なお写真をUPして下さいました。

    瀬戸内海の幻想的な佇まいに魅せられております。

    田 さんの腕にかかれば瀬戸内海が一味も二味も違って目の前に

    迫ってまいります。構図 色調、、、絵画のようです。夢を見ているようです。

    文字では表現できない世界、田 さんのお写真ならではの世界を見せて頂きました。

    うだるような京都の暑さを払拭するような素晴らしい静かなお写真でした。

    お疲れをお安め下さい。

                                 村上 清子 2012 8 10

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