普段よく通る国道24号線と国道163号線との交差する少し北側の大谷交差点東側に、大きな鳥居があってこの
神社を 一度訪ねてみたいと思っていた。   その鳥居をくぐり抜けると、JR関西線をまたぐ専用跨線橋で神社に
入る。 比較的新しく堂々たる拝殿前にはツツジが咲き誇り、社務所の南側には藤棚があり、見事に花をつけて
いる。 今日は他に参拝者は居なくて、静寂の中でカメラを持って境内を歩いた。

そこは岡田国神社の新本殿で、特に興味をそそったのはその北側、数メートル低いところに元本殿・元拝殿・
元能舞台・左右 に元座直会殿があった。 これら元社殿は舞台を中心に拝殿・氏子詰所を配する相楽郡地域に
伝わる社殿配置形態を留 めていて、現在この形式が保存されている希少な神社と言われている。  
室町時代の惣の社の姿を伝える重要なものとして京都府登録文化財(昭和63年)の指定を受け、 取り壊さずに
保存されて いることが分かった。 また、神社の森も京都府文化財環境保全地区になっている。
旧社殿の方に 降りていくと、当然空殿であるが古くて不安定な木造建築の元拝殿の真ん中に身を置いて居ると、
いにしえを 彷彿とさせる雰囲気に心地よく浸れて、 時間が経つのを 忘れるぐらいであった。

元拝殿の天井には数々の奉納絵馬などがあって、古いものは300年以上のものもあるという。
かつての社殿配置に、学術的価値が認められ、保存されているのは大変尊く、また貴重な絵馬の多くは元拝殿の
天井に掛 けられている。建物を構成している梁や柱・基礎石・等、歴史を物語るものが多く、興味は尽きない。

周りの老木を含め、そこにあって形を持つ 全てのものが歴史の重みを 感じさせるコミュニティーを形成している。
それらを維持するための神社関係者の並々ならぬ努力が感じられる。
ちなみに、京都府からの補助金は年間1万円と聞いた。
   ■一枚目の写真が新しい拝殿。ほかの写真は元社殿など。

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〓〓〓 よろしかったら田中 田 Web写真集 写真紀行 その3  岡田国神社 10/5/4をご覧ください

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4 件のコメント “岡田国神社 〔京都府・木津川市〕”
  1. maki のコメント:

    こんにちは。
    気持ちを切り替えたい時に、よく訪れる場所があります。
    神社です。
    澄んだ空気に満ちていて、何となく落ち着くかんじが
    します。
    そちらは、古くからの所が沢山あるのでしょう。
    花もきれいで、いい所ですね。

  2. 田中 田 のコメント:

    makiさん こんばんは

    そうです、澄んだ空気に満ちていて落ち着きます。

    この岡田国神社は書いておりましたように、僕一人でかなりの時間を過しました。

    ほんとに気持ちが落ち着いて、気分転換も出来ました。

    古のものに囲まれる時間は格別でした!

    田中田

  3. yonyon のコメント:

    新しい神社(拝殿)は堂々たるものですね。
    でも、それに負けず劣らず、歴史的風格が垣間見ることができる古い神社、素敵です。
    風雨に耐えて、頑張ってきた奉納されてる写真や絵馬、見てると元気が出てきます。

  4. 田中 田 のコメント:

    yonyonさん こんばんは

    ここは広い森に囲まれている神社なのですが、前は神社に接するようにJR関西線があります。

    そのJRを跨いで参道のみの目的で造られた跨線橋はここだけだと言われています。

    神社に入ると別世界です。 僕もどうしても古い神社の方に目が向き吸い込まれるように入っていきました。

    「古い」だけでも宝ですが、さらに絵馬などを見れば見るほどにその時代にタイムスリップしそうでした。

    田中田

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