秋を探して、、、よく訪れる水景園へ
一本の紅葉の木だけが申し訳なさそうに紅葉していた
撮影は11月3日、これから勢いをつけて秋は深まって行く。。。
その時の写真に、 ゆめさき さんが素敵な詩を付けて下さいました

夕さりて

通り抜けようとした小径
透明な風が過ぎる
木立影に舞い落ちる葉が
終焉と決めた場所
その場所に立ち
迫る闇に呑みこまれるまで
黄金色の小径を見つめていた

221429[2]

竹の春

風が舞う
笹の葉をくるくるくる
秋の陽射しと鬼ごっこ
風が舞う
背比べしてゆらゆらり
高い空みてゆらゆらり

風が舞う
哀しみも優しさも
絶えることない旋律にして

221429[3]

私をすっぽり包んでくれる
そんな影をみつけたら
膝を抱えて隠れてみたい
隠れ蓑着た気分になって
急ぎ足でかけてくる
アナタをそっと見ていたい
待ちぼうけしてる
アナタをそっと見ていたい

221430

  
桂のはっぱ

ひとひらだけを封にして
アナタにアナタにとどけたい
花言葉など知らない
花の名前など覚えない
そんなアナタに届けたい
花の名前と花言葉
緑のインクで認めて

221432[4]

ホースで虹を作るのが
好きと言ってたのに
シャボン玉の七色が
消える前に放つ妖しさが
怖いと言ってた
トンボの翅の輝きを
撮りたいと言ってたのに
秋は哀しいとカメラを置いた
それから秋は何度も訪れ
あのままの秋が
目の前で輝きを増すばかり

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冬の花

枯れアジサイの残す色
それは絵の具に無い色で
光も通さぬ化石色

枯れアジサイの立ち姿
うなじに雪が舞い降りる
優しき陽光戯れて
もう一度咲け氷花

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ある日

宇宙が見えそう・・・
なんて言ったから
驚いて見上げた空
果てのない空が
急に不安になって
アナタの瞳を見つめた
白い雲が
涙に見えたのは
きっと私の気のせい

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昨日

陽の光に届きそう
そんな気がして
水面に両手を伸ばしてみる
指先が小さな輪を作り
掴みたかった陽の光は
波紋の中で揺らぐばかり
手を伸ばして
掴めるものなど
あろうはずはないのに

221445

黄色い葉

もう、なにも
思い残すことはなくってね
潔く一番に舞い落ちた
待つことには慣れてるし
ひとりぼっちも嫌いじゃない
そして雨が
私をどこかに連れ去って
温かい土に眠らせてくれる
そして雨が
芽吹きの季節を運んでくれる
もう、なにも
思い残すことはなくってね

221447[1]

終止符

蒲の葉の立ち姿
水面に映るには哀しすぎるから
風よ
優しい波を運んで

波に浮いてるアキアカネ
昨日は葉先に止まってたのに
風よ
蒲の懐に眠らせて
木道の橋のはしっこに
空蝉ひとつ居残って
まなこ開きつ白き雲をみる
風よ
息を潜めて過ぎていって

221447[3]
9 件のコメント “「秋日の詩」・・水景園 〔京都府精華町〕”
  1. 村上 清子 のコメント:

    田さま

     今までに水景園のお写真は沢山」拝見致しましたが時間をかけてゆっくり拝見させて頂き、私は今回のお写真が一番好きになりました。秋の始まりを告げる植物の佇まいがとても素敵な詩と共に心に沁みこんで参りました。「ゆめさき」さんはどんなお方なのでしょう。とても素敵な詩ですね。お写真の説明ではなくその佇まいから自然に生まれた詩のようで心地よさを感じ入っております。有り難う御座いました。

  2. ゆうこ@福岡 のコメント:

    写真と詩がぴったり寄り添っていて、心のある言葉はいいですね~
    出会いは、やはり大切なものだな・・と思いました。
    秋の水景園もいいですね~

  3. yonyon のコメント:

    村上さま、はじめましてyonyonこと「ゆめさき」と申します。
    お褒めに頂、恐縮いたしております。ありがとうございます。
    私も、田中さんの撮られる写真には、気づかずに通り過ぎてしまう小さな季節の移ろい感じさせていただき、はっとさせられたり、ほっとさせられたり、楽しませていただいております。
    田中さん、稚拙な詩で恥ずかしい次第ですが、どうもありがとうございました。
    寒さに向かう今日この頃、村上さま、田中様、どうかご自愛くださってお過ごしください。

  4. yonyon のコメント:

    ゆうこさん、こんばんは!
    昨日、準備のために京都におりました。
    丁度、桜の紅葉が綺麗でしたが、なんせ寒かったです。
    暖かいときに、またお会いしたいですね(*^_^*)

  5. 田中 田 のコメント:

    村上 清子 様

    「ゆめさき」さんは、姫路市在住の「画家」であり「エッセイスト」であり「詩人」でもあり、そして「俳人」でもある人です。
    とくに絵画では、今年二紀会で入選され二紀会の展覧会が東京から順に回ってきて今日から京都市美術館で開催されていて
    入選作も展示されています。(この件は別に村上様へ連絡申し上げます)
    とても尊敬している方です。
    いまこのページの上段のゆめさきと言う名前にHPをリンク致しましたので、ご紹介を兼ねて
    ご覧いただければと思います。

    いつも見ていただきほんとに有難うございます。
    田中田

  6. 田中 田 のコメント:

    ゆうこ@福岡 さん

    お元気でしょうか!
    このたびはyonyonさんが僕の写真に詩を付けてくださってとても嬉しく、離れた場所にいながら何か建設作業を
    ご一緒にしたような感じにもなりました。PCのおかげで色々出来ることを喜んでおります。

    こちらは秋真っ最中です、福岡はどんな様子でしょうか?
    いつか九州にも行ってみたいと思っています。
    友人に、長崎県の人が一人、宮崎の人が二人居られ指をくわえながら素晴らしい九州のお話を聞かせてもらっています。
    また福岡のお話も聞かせてください。。。

    では、有難うございました。
    田中田

  7. 田中 田 のコメント:

    今、yonyonさんからパンチが飛んできました!

    「 私は画家とかエッセイスト・詩人・俳人とか思っていないのに!」 と。

    しかし田中田は非凡な努力家であるyonyonさんを知る者の一人としてそう思っているのです。。

  8. のこり・・・ のコメント:

    こんにちは!

    今、鳥肌が立つぐらい感動しました。。。
    お写真と、やさしい詩。
    言葉がありません。

    また続きを楽しみにしています。

    ありがとうございました。

  9. 田中 田 のコメント:

    のこりさん

    見ていただいてありがとうございます。
    写真も素敵な詩とともにあると、感じ方が増幅されますね。

    又見て下さいます様に・・

    ありがとうございました。

    田中 田

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